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宮田 朋保 22歳(独身)が綴る平家蛍1日100匹飛翔までの遠い道のり
今日は、何匹飛んでますか?from 2001.11.07
特徴 その1
微生物からの生態系を考えたエコロジーボックスです。
生物親和性に優れた炭素繊維製フェルトで陸を構成しています。
軽量高弾性なこの素材は、狭い水槽で効率的に陸を作り、水際を生命あふれる環境に生成します。
特徴 その2
炭素繊維フェルトで作った陸地内部に水循環を発生させた水質浄化手法を用いています。
全水量の半分以上の体積が濾材になるため、水の汚れが全く気になりません。
水換え不用です。
特徴 その3
閉鎖域の中に、蛍の生涯にとって必要な「水」「陸」「空」の環境が存在します。
産卵・孵化・幼虫の貝の捕食・幼虫の脱皮・幼虫の上陸・蛹化・羽化・成虫の飛翔・そして交尾
こうした様々な蛍の生涯を、真横から観察することができます。
特徴 その4
水温を一定に保つ温度管理装置、閉鎖空域内の換気を行うファン、タイマー付照明など、
蛍の生育環境や体内時計をコントロールするあらゆる装置がついています。
このため、飼育箱内はいつでも上陸OK! 一年中、蛍の成虫が飛び交います。
特徴 その5
正面に大きな管理窓をとりつけました。餌である貝の補給や、蒸発した水の補給などのメンテナンスが容易に行えます。
また、上部飛翔箱は、3mmのアクリル板で作成。軽量で、簡単に取り外せます。
このように、特にメンテナンス性を重視しています。
特徴 その6
蛍ばかりでなく、メダカやトンボ(やご)などの水生生物・水陸生生物にも応用可能です。
私達が飼っているのは、平家蛍、たんぼや沼などの流れのないところに生息するほたるです。
平家蛍の1匹のメスが生む卵の数は50個程度、源氏蛍の10分の1です。
でも、幼虫はたいへん丈夫で、餌が無くても、寒くても、結構暑くても、そう簡単には死にません。
餌は、「さかまき貝」がベストですが、しじみでも魚介類の肉でもなんとか食ってくれます。
ベストな餌を毎日与えると、幼虫はぐんぐん、大きくなって、4回脱皮した後、上陸を開始します。
関東地方では、その上陸は5月から6月。土の中で蛹になって羽化、成虫となるのは、6月の終わりから7月いっぱい。
この時期の温度に合わせて、この飼育箱は温度管理します。そうすることによって、わずか、3ヶ月で卵から
成虫になるのです。
成虫は、わずか10日間ほどしか、生きません。その間、餌は全く食べず過ごします。
蛍が成虫となる目的は、たったの1つ。交尾です。ですから、平家蛍も源氏蛍も、オスメスがそろえば
間違い無く交尾し、産卵を行います。
源氏蛍のメスの出生率は、なんと、1/30。オス30匹に対してメス1匹しか出てきません。
ところが平家蛍は、ほぼ5割、2匹に1匹はメスが出生します。
ですから、たいへん増えやすく、長く飼育することができます。
源氏蛍は、6月の始めに、一気に羽化します。そして、わずか2週間ほどで、終了。
でも平家蛍は、1匹、一匹と、ゆっくり羽化して、一度にたくさん見ることはむずかしのですが、
1ヶ月以上、成虫をみることができます。光は小さく弱いですけど。
こうした特徴から、平家蛍は、自然界では「たんぼのほたる」「里のほたる」として、民家に近いところで
良く見かけられたそうです。
私の蛍の飼育は4年目です。最初に手にしたオスメスの2つがいから、80匹の幼虫を得て、4年間。
いろんな飼育方法に挑戦して、現在では、数千匹の幼虫をもっています。(多分。数えたこと無し)
3年前から、1日も欠くことなく、成虫を排出しつづけました。
今年は、自宅の小さな人工池にも平家ほたるの幼虫を投与してみました。めでたく10匹ほどの
平家ほたるが羽化してくれました。今年のテーマは「ビオトープ」。私のビオトープは生物の生態系を
確立した、生きた自然環境を作ることです。
今回は、簡易暗幕(組みたて10分)と、キャスター付台を容易しました。
したがって、移動可能です。
この飼育箱は、平成13年9月29日、「ゆめ起業in群馬
2001」に展示され、その後
商品として販売されます。