【秘伝!グッピーの増やし方 第11回】(08.09.15)


「ねぇおやぶん・・・。折り入って相談があるんですけど・・・・・」

なんじゃ なんじゃ なんでも 言うてみ。

あれから2ヶ月。グッピーもずいぶん増えて、ほんと稚魚一杯です。。。」

おぅおぅ。よくがんばった、すばらしい成果じゃ。・・・あきらめんでよかったのぅ。

さすが、雑種だけあって、親とは似ても似つかぬ姿かたち色のオス若魚もおるし ナァ。

なかなかバラエチーに飛んでおる。       (訳:バラエティーに富んでいますね)

これはまさに やっすい雑種グッピーならではの 楽しみじゃ。 (褒めてる?)
 

ほんでェ? なんじゃ?

「うん・・・あの・・・その・・・増えたんだけど・・・・水槽が・・・・ちょっと・・・・き・・・」

き? きくらげ じゃな。 うむ。わかった! 食いたいのかホレ買ってコ。( チャリーン エッ?10円!)
 

「ぁ、いや そうじゃなくて・・・・ ぅうーん・・・・き、き、」

おぅ! ゥキー じゃろう。

 よしよし ウキー ウキーッ ウっキっキー じゃな。 そうかそうか よしよし・・・ なんじゃ? それ?
 

「ちがいますっ。 汚ならしいんで、水草入れたいんですっ!!」

ゥキー!・・・・・

そ、そうか・・・・そうじゃのぅ。  とうとう恐れていた、その言葉がでたか・・・

うむ。

そうなるとワシも、既に読者の方々がウスウス予想してぉる

恐るべきアノ言葉を言わねばならぬ時がきたようじゃな。

「は?」

・・・
・・

なーんじゃァ 水 草 い のー

ワハハハ


水草か・・・・とうとう、そんな話しをするところまで きてしまったのじゃなぁ・・・

「な、なんか、とーくを 見てる雰囲気。 感慨深いものがあるんですか。」

うむ。みんな水草が好きじゃのぅ。

そうじゃなぁ、

あの 緑 黄緑 たまに茶褐色 の水草群が、巨大水槽内全域に 悠然と存在し、

遠い昔からの 自然淡水、水中のサマを表現する 目にささるような緑の水草水槽は

たしかにココロを癒し心を洗いこころを浄化するもんじゃ・・・ぐーぐー・・・スースー・・・

「なんで、ここで寝るんですか!」

うむ。水草じゃな。それを、

珊瑚石下層ろ過+炭素繊維、エサバンバン、そのうち汚泥たんまり、という

お前さんの60cm水槽に入れたぃ、と言うわけじゃな。

「はぃっ。そうなんです。

稚魚も順調に育って若魚といえる2cmぐらいのも10匹以上います。

稚魚は、大小合わせて50匹以上はいると思いますし、ほとんど針病になっていません。

最初の成魚は、オスは1匹、メスは2匹だけになっちゃいましたが、メスはまだまだ産めそうです。

もうスグです。もうすぐなんです。

この物語のテーマ、60cm水槽で400匹の成魚を飼うという

グッピー過密飼育水槽が完成するまで!あと少しなんですっ。

だからぁ、・・・水草も・・・・入れましょ ょ。」

なんじゃー。まだ2ヶ月しか経っとらんのに、もぅゴールか。早かったのぅ・・・・・

と、いうのはお前さん勘違いじゃ。

これから、いろんな問題がワキに沸き起こるはずじゃが・・・まぁよぃ。
 

よしゃ、水草を入れようぞ。なにしろ下層ろ過じゃ。水の吸い込みは底にある。

上層ろ過や外付けフィルターのように、悪魔の穴はなぃ。シューシュー吸われる口はない。

「え?水草って吸われるの?」

うむ。局所的に流れの速い吸い込み口が存在するとナァ、

たまたまそこに 葉っぱがペタシとついたり、

伸びた根っこが挟まったりで、ちと厄介なことがある・・・

下層ろ過は、水槽底面全域にスキマが開いている板から水を吸うので、

断面積が広い。 流量 = 流速×断面積 じゃ。

流れの断面積が広いと流速は遅くて済む。

流速が遅いと、粘性力も低い。つまり抵抗が少ない。

じゃから・・・・



「ハィ、カットカットカットー!!

んー・・・もぅ困るナァ、親分ソコはそういう流れじゃなくてサー、もっとこう明るくねぇ、

んーなんてゆーかー・モ〜・・とにかく、セリフどおりにやってよ。ね、ね、ね・・・・」(あ、グラサンとメガホン・・)

おっとっと・・・そ、そうじゃな。

とにかく、敷き砂利石の深い下層ろ過は、水草を着定させ安定に育成するに適しては、おる。

じゃが、まずは、

水草を何の目的で入れるかじゃ。・・・残念ながらグッピーぐじゃぐじゃ水槽に、

底に生える、底に根を張る水草は向かん・・・・何度か試してみたが・・・向かん。

「どうしてですか。あれイーですよねー。水の中の自然て感じで。」

草はのぅ、植えて、活きて、成長して、伸びて、増えて、死んで、腐って行くもんじゃ。

「そうですよ。それでがどしたの?」

例えばの。お前さんチの庭にいろんな草花を植えると・・・花咲いてわーきれーとなってな。

その盛りが終わって枯れて、そしてどうなる。茎が伸びたまんまで雑草が生えだし枯れ葉が積もって・・・・

何にもしなけりゃそのうちヤブになって行くじゃろう?

「ェ、だってそれは陸のハナシでしょう。ちゃんと、選定や草刈すれば、面倒見れば、大丈夫じゃん。」

その庭で、レッサーパンダのラスカルooを10匹 放し飼いするとしたらどうする?

「ぉ〜・・・いーですね。めんこぃじゃん。・・・なにそれ?」

どうする?ラスカルの面倒とラスカルのウンチが降り積もる庭の花木の面倒と・・・・

「うーん。だいたい、わかりましたょ。その両方の面倒見るのが大変てことなんですね。」


「じゃ、水草は無理ってことなんですか。ダメってことなんですか、やるないれるなさわるなみるなって・・・

エーン・・・ぉぃおぃおぃおぃ・・・・・・」

泣かんでもエエわぃ。 わかったわかった。 ほんじゃ、水草を入れよう。

「やった〜、水草ジャングルに潜む400匹のグッピーだー ぅっほーぅ。」

ただしじゃ、水草は、モ、か、ウキ、で行く。
 

「も? ウキ? も ウキー?   モッ モッ ゥキー ゥキー!」(ぅるさぃ)

ここは、ウィローモスか、リシアじゃ。

やっぱし。グッピー魚群にはそれがあっとる。

こりゃ常套手段とはいえ秘伝に属する選択じゃ。


「はー・・・これ・・・とこれ・・・ですか。 なんか、ふわふわして水草って感じじゃないナァ」

うむ。もともと水草ではないからのぅ。ウィローモスはモスってくらいだからそもそも、コケじゃ。

リシアは、実は浮き草だし。

しかし、双方とも水中の養分を使い光合成をして成長する。

適切な明るさと適切な照明時間を与えれば、ちゃんと育つ。ライトの光りで充分にの。

「ふーん。まぁいいや。最初はコレでェ。・・・ふっふっふ」  ( あとで見てオレ・・・)


よし、ともかく、リシアとウィローモス。両方入れる事はないんだが、まぁ話の流れじゃ。

両方入れよう。ほれーぼーん。ほれバサ!

「あっと、いうまに、入っちゃいましたね。・・・・・
 

はー。ウィローモスはなんとなく沈むというか、浮くと言うか漂う・・・あ、炭素繊維に絡んでる・・・

うん。丁度いいかも。あの黒毛林を隠してくれるし。茶黒髪VS深緑群て感じだ。
 

で・・・・リシアは・・・なーんか、水面。水面ですね。プカプカだ。

あ、水面付近の炭素繊維の上の方で止まって溜まって集まるんだ。・・・・黄緑に輝く雲のイメージだね!」
 

おぅお前さん なかなかの詩人じゃのぅ。

そうじゃ。よく見てみぃ。稚魚が集まっておる。

本物の藻場を手に入れたんじゃ。

炭素繊維も隠れ家にはなるが、これらの自然の生き物、藻群にはかなわんの。
 

「なんだー。炭素繊維なんていらなかったんじゃん。取ろうよコノサイ。」

なぁにをいう。忘れてはならん。炭素繊維は重要な汚泥の集積の場でもあるのじゃ。

それを取ったら濁るし水質維持能力が低下する。

まずは入れとけ。そして藻で隠せ コノサイ。



「へっへーん・・・やっと、やっと水槽らしくなったょ。

ぉ〜・・・ライトの光を浴びるリシアの黄緑雲の中に、生まれたての稚魚が隠れてるなぁ・・・・

いつ産んだんだか・・・まだ稚魚産むとこは、みてないんだよなぁ・・・

お こっちはウィローモスの茂みの周りで稚魚がかくれんぼ。・・・ぃーねぇ。やっぱこう。

やっぱ、こうだよ。水槽ってのはさぁ。」
 

買い物してコィ。
 

「へ?買い物?なに?ボク ちょっと満足したのでもう水草はいらないょ。エサやりもあるし。」

じゅーよーな、物がいるのじゃ。藻とはいえともかく水草のたぐいが 入っちまったからの。

「なんですか?もぅダイジョブですょ。これで観察も楽しく ながーく、朝から晩まで・・・・」

ア ブ ナ イ ・・・・・

タイマー買ってコィ。絶対買って来い。金やるからスグ、買って来い。ホレ。

「たいまぁ?なんの?どんな?なんで?」

お前さんが、楽しく、朝から晩まで、ライトをつけて、光を当てて、水槽見学するとじゃなァ!

あれがこうでこうなって魔緑色そうなってアオミドロで魑魅魍魎でコシコがゴシゴシでェ・・絶対取れない・・・

「ひー。解りました。買ってきます。」

「買ってきました。」(ハヤィ)

よし。2時間でェェかな。照明時間は。

「な、なんかものすごく短くないですか?」

じゃ、4時間。

「もっと。」

じゃ、6時間。これ以上はダメじゃ。もぅコシコシコシコどころではなくなる。

か な ら ず アオミドる、はずじゃ。

「アオミドロはやです。」



【そこで一言】

水草生やす水槽は 毛のような藻との戦い アオミドロ 


「・・・それにしても・・・いい雰囲気。

やっぱ、緑は大事だよ。 自然、、自然、 ぅき〜・・・・あれ?

このガラスの表面でちょと動いてるような・・・ポチって・・・・丸いの・・・・なんだろう??

滑ツ境技術研究所
前橋工科大学梅津研究室

 
Editor (oo)Tsuyoshi UMETSU Ph.D.
Associate Professor 
Maebashi IInstitute of Technoloy