【秘伝!グッピーの増やし方 第10回】(08.09.14)


ふぃぅ〜 酔った 酔った・・・・

「ぁ、親分。夕方なのに酔っ払いですね。」

うむぅ・・・学生の同窓会でのぅ。・・・懐かしかったワィ。

麗しい卒業生から金魚バチの金魚が死ムという人生相談を受けて盛り上がった。

「金魚ばち、ですか。いまどき。」

うむ。なんでも、まぁるいオーソドックスな金魚ばちの、金魚が死ぬので

エアレーションして底に砂敷いて奮闘したがダメ。・・・というストーリーじゃった。

「・・・なにが悪いんですかね。」

金魚ばちは、水入れて金魚1匹か2匹入れる、あとは金魚藻1本じゃ。

それ以上は入れてはならぬ、エアレーションなどいらんぁん、と申し上げ、グラスを掲げる。

「はぁ・・・ろ過は?」

ろ過などせん のが金魚ばち じゃ、と言ってはビールを注いでもらった。

「世話は?」

子犬ちゃんを飼うように、余ったエサも出した糞も取り除いて、水も時々換えてね、

と、言いながら、でお前さん名前なんだっけ?ワハハ、なんて聞いておった。

「楽しい同窓会でしたね。」

まぁのぅ。ぃや酔った酔った。どれ次のテーブルに向かうぞ・・・・・

「ここはもう会場じゃないです。」

ナニ・・・



ゥエップ。 さ、それじゃ、始めようかの。今日は、秘伝、酒の肴と魚のお世話、じゃな?
 

「ちがいます。餌のやり方と水換えのタイミング、って書いてありました。」

ほーぅ。

極少量、日百回、つまんでポロポロ、じょりじょりポロポロ、じゃ。

色ついたら、換えろ水 じゃ。

おしまい。

「て、てきとスギ! ダメですよ。そんなんじゃ。」


どれどれ・・・久しぶりに水槽を観察するかゥィー・・・

あれから10日か。

もー飼育開始40日目じゃなァ・・・・稚魚は・・・30匹ぐらじゃの。増えとらんが減ってもおらん。

ハリ病もおらんの。よしし。・・・・・ぉう、ちっと大きくなって色のついたのもいるではないか。

ぉ、あのメスは痩せておる・・・産んだのが回復せんかったのかのぅ? ダメかもしれんのぅ。

オスは・・・・ちょっとへろへろしておるかのぅ。ヒレが切れとる・・・。

水がほんのり黄色茶色じゃ。ちっと色がついてきたようじゃ・・・・・。
 

じゃが、なんといっても、水槽全体から汲み取れる茶灰色のオーラが ただよっとる!!

「え・・・・? お、オーラですか・・・茶、灰色???? なっ、なんだろう・・・。 なんです?」
 

お ま え  さ ん・・・・ 

飽きて きたじゃろう。
 

「ェ・・・・ぁぃゃ。 ・・・・ぐっ・・・・ぐぅわわぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・ナゼ、なぜ 何故 わかったのです・・・。」


水槽を立ち上げ、アレ買った、これ作った、

キレイ 泳いだ 食った 死んだ 産んだ の 沙汰 を繰り広げ、

水換えやら レイアウトやら ライトやら を 一通り。

ランニング期間に入ったわけじゃ。

そうすると、人生色々、興味も色々じゃ。 連日連夜 産むわけでもなく、

昨日の稚魚が今日は臨月、なるわけでもなし。

エサ パクパク 見て 癒されて じっと観察 ああ楽しい と

感じた日々も、 時が過ぎれば 日々同じ。

今日も昨日も同じ数。今日も昨日も餌やりと

たまに水足し あとはなし

なんか、表面汚れたけれど、とりわけ拭く気も起きないわ。

コシコシコシコ面倒です。
 

と、なったのじゃなァ。
 

「ぅ・・・・さっ、流石でゲス・・・。ぉやっさんにゃぁ・・・かなわねェ。

じつぁ・・・最近、あまり見てなかったんでゲス・・・。」



【そこで一言】

そういう時は、それでェェ


「エっ。勘弁してくださるんでゲスか。

この3日間、水槽半径2m以内に近寄らなかった 怠慢奪気で暢気で嫌気なアッシを・・・・」

うむ。

この水槽は、大丈夫じゃ。微生物相も一応出来上がっておる。ろ過容積もだだっ広い。

珊瑚石も深緑茶色で、隙間に茶色のカスもおぼろげじゃ。

数日間放置しても、なんとかなるじゃろう。

じゃが・・・・

「へぇ」

流れがちと弱くなっとる。エアリフトのプラストーンを洗え。

「へへーェ」

水も、ちゃんと足せ。

「ぅへへへーェ」

コシコ、シコシコも、ちゃんとやるのじゃ。

「シコシコー」

あと

炭素繊維のウラの方に、メスの死骸が一匹からんどる。取ったほうが良いのぃ。

「ひゃ〜・・・・・気付きませんでした。親分、やばいんじゃないですか?」

大丈夫じゃ。今いる成魚は コノサイ全部死んでもェェ。

30の稚魚が育てばよいのじゃ。

「そ、そんな・・・むごいことを。

大丈夫です改心しヤス。今後はココロを入れ換えて・・・」


【秘伝 人の気持ち】

たまには飽きることもあります。

もともと趣味です。忙しかったり、他のことに夢中になってたり、

ゃなことあって、気力が衰えてたり。ほんとに風邪引いたり。

水槽外枠が汚れてたり、水槽中が汚れてきたり、

そうすると、

ほったらかしすることもあります。ヘタすると2週間も。

それは、それで、しょうがないですよね。



「どうすればいいの。おやぶん。」

じゃ、バイト雇うか!  → 「却下。」

じゃ、ちょこっと、金かけよう。

「へ?ナニ買うの?」

まず、水槽にフタしよう。出来れば透明で。結構隙間無く。羽ムシが入らないように。

水が全然減らなくなるから。

エアリフトポンプで水位が下がると、流量が激減して浄化能力が低下します。

あと、ちょっと、高いんですけどね。・・・・・自 動 給 餌 器・・・・なんて いかがですかねェ。お客様。

「自動えさやり器か・・・・いくらなの?」

ご・・・五千円ぐらいかと・・・思いますが・・・

「た、高いね。・・・どんなのあるの?」

えーぃぃハイムのコレ・・・・・ぁ こりゃ1万円近いブルジョワ用じゃの。・・・・しかも、日4回しか回らん。

単3電池を4本も使ぃ デジタル時計で無意味に正確な給餌を転回する。(展開する)

(それ、いいの?わるいの?)
 

「あ、これは小さくていいですね。」

こりゃダメじゃ。日2回しか給餌せん。それなら手でヤレ。ちょっと安いけどなァ。(買うなとはイワン)
 

「つまり、これなんですね。」

そ、そうじゃ。これじゃ。ワシャ20コ位、買った覚えがある・・・・

ピン刺し起動で、アナログ時計で、デザインもまぁナンじゃが、

エサバケットには50gも入る。魚群過密飼育者向きじゃ。

出口にテープ張って調節すれば、極ちょこっとだけ給餌もアリじゃ。

職人芸でピンを作れば日24回給餌できる。

さらにはぶっ壊して改造しAC-DC電源つけてタイマー起動すれば、もう給餌は思いのままじゃ。

装置ごと水槽ドボンを何回もやったが、乾かすと生き返るゾンビのような生命力を持つコワモノじゃ。

このエサやり器は、秘伝と言って良いぞ。
 

「一個ちょだぃ」

ちっ。・・・・・しかたながなぃのぅ。ヨシ。

「わーぃ」
 

やっぱ、手でヤレ。エサは。



【そこでもぅ一言】

全自動

やっても 気持ちは

全手動



「ケチ」

うむ。しかし もう大丈夫じゃ、その水槽は。

日一回どばっとエサやっても、なんとかなる。

それぐらい微生物が育ったようじゃ。40日後の成れの果てじゃょ。

「ぅん。でもよく観察するようにします。」



よし よし 次 回 予 告 じゃ

なんじゃ、

 水 草 ぃ のぅ

滑ツ境技術研究所
前橋工科大学梅津研究室

 
Editor (oo)Tsuyoshi UMETSU Ph.D.
Associate Professor 
Maebashi IInstitute of Technoloy