【秘伝!グッピーの増やし方 第8回】(08.09.12)


針病のハナシでめでたくシーズン2がスタートしたわけじゃが。

「え?昨日は 第7回ってなってますよ。 普通は、

【秘伝!グッピーの増やし方2nd Vol.1】

としてですね、新しいキャラが巻頭を飾って・・・あっと、し しまった、また 帽子を 被らされ・・・」

まずは水槽の観察じゃ。

ふむ・・・・稚魚は・・・7、8匹ぐらいじゃな。ひれもあるオケィ。で・・・オスが・・2匹。まぁ元気じゃ。

メスは・・・うむ。4匹は大丈夫じゃ。けっこう、はらんどる。

「産みますかね」

ウム?・・・ウム・・・ゥム。

「ど、どっちだろぅ?」

メスが最初に産む稚魚の数はやっと20匹ぐらいじゃ。

まだそんなに体も成長しとらんし、腹もポッコリぐらいで、でっぷりとはならん。

1回産んで、その次までに さらに成長して、腹がでっぷりになってじゃ。

そういう巨大メスを10匹も揃えれば魚群は目の前じゃな。

「ど、どれぐらいかかる ものなんです?」

そーじゃなぁ・・・・今、始めて一月たって、稚魚ちょろちょろ、水槽スカスカじゃろう?

「で・・・次の稚魚が 産まれますょね。」

うむ。この分だと、明日ぐらじゃな。その数 20。その後もどんどん産む。

「わーぃ」

じゃが、そのうち、半分は親には成れん、と思ってよぃ。

「エー。なんでですか。またハリ?」

親と混浴な水槽なんじゃ。さまざまに色々ある。

産み落とした瞬間に食われ、黒いウンチにされる。

ちょん、と泳いだスキに、成魚に発見されて・・・・・・

「食べられちゃう!」

のも、おるし・・・・あわてて逃げて、この粗い珊瑚石の間に入り込んでの。

「え!!ま、まさか・・・・・」

うむ。石の中に深く入ってしまって、モー出れん状態・・・じゃ。

「ひっ ひどいっ! 設計ミスじゃないですか。それじゃぁ。」

大丈夫じゃ。100%はそうはならん。

グッピー魚群な 過密飼育水槽を 構築するために はな、

稚魚若魚成魚全部を救う 育てる 大きくする 名前をつける

という 博愛なる 優しい気持ち は

捨てるのじゃ。

「そ、そんなぁ・・・・」

これらの稚魚があと2ヶ月で ピチピチギャルに とっぽい若者となるのじゃ。

そのあと一ヶ月は、壮絶な 乱 交尾ぱーてぃ じゃ。

そしてさらに2週間後には産婦人科医不足問題じゃ。(・・・みもフタも無い表現の数々じゃ)

その頃には お前さんもちょい満足な やや魚群水槽 の始まりじゃな。

「な、なんか解りにくい日本語だったけど、あと3ヶ月なんですね。」

うむ。  そのころには、

「その頃には?」
 

汚ネーェ・・・・水槽に なっておるじゃろうなぁ・・・

「や、やだなぁ・・・なんか・・・」



【写真で見るグッピー針病になった水槽、ならなかった水槽】

というのが昨日のフリだったのぅ。 それではいってみようぞ。
 

最初はなんじゃ?

ぉぅこれか・・・・

円形ビオトープ水槽じゃ。真ん中が陸壇で、その中の水を、青いエアリフトポンプが吸い出しておる。

今はもう かなり詰まって、げぽっ げぽっ といっとるが、それなりに回転する流れが形成されておる。

稚魚には丁度良い流れ場じゃ。上層ろ過でも下層ろ過でもない。真ん中ろ過方式じゃのぅ。

上部のポトスや、名も無い観葉植物が(ほんとはあるはず) 栄養塩類をスッてくれる効果がある。

おかげではっと気付くと 水が無い。

「へー。面白いビオトープですね。底には砂利とか敷かないの?」

敷かん。最初は敷いたが のぅ。 稚魚を育てて取得するときに メッポウ邪魔じゃった。

「それで? この水槽では、針病になるんですか?」

ここではならん。絶対にならん。しようと思ってもならんぐらいじゃ。

時々ふと思いついたとき、1,000匹以上の稚魚を育てておる水槽じゃ。

皆健康に育ったょ。

ここのエサやりは、ダイナミックじゃぞう!

ウドン漬け汁の表面が真っ赤になって底に1cm溜まるぐらいの勢いでやっておった。(訳→第6回参照)

日1回か2回じゃがの。 ふぉふぉふぉ・・・

「それって、今までの秘伝話を全部、壊してます。」
 

底には餌カスがたんまりじゃが、この水槽は、

アンモニアはちと出るが、亜硝酸も、そして硝酸も溜まらん。

「え?なんで?」

硝化能力は抜群じゃ。そして膿み出た硝酸はポトスが食らう。・・・・まさに、循環じゃのぅ。

「へー。メンテ要らずなんですね。」

いや。玄関に置いておるので、光でアオミドロが大繁殖じゃ。側面真緑色じゃ。バイトが毎日コシコ シコシコじゃ。水足しじゃ。


ほんじゃ、つぎじゃ。

・・・・つぎは

・・・・・ぉ、これじゃ・・・


「ひー!なんですか、コレは!はやく、はやく戻して・・・・」

これで100はおる。こうして、たまに円形ビオから稚魚をすくってじゃな・・・・。

「ひゃーいっぱぃだぁ。」

この17cm角のキュービックに入れる。ろ過はスポンジフィルターじゃな。

「だっ大丈夫なんですか。こんなんじゃ、ヒーターも入らないでしょう。」

うむ。これはとある大学のグッピー水槽に投与する準備だったんじゃが・・・

土日が大学入れんので 3日この状態にしておいたらな、

「はぃ」 ( ごくっ )

うむ。・・・・

「早く言って!」

やっぱ、すこし針病になった。 尾ひれがおぼろげに溶けたのがいたのぅ。

なんか存在の薄いオタクが 壁際で カベと同化している・・・そんな感じでのぅ・・・( ? よくわかりません )

無論 エサは無し じゃ。 

やはり、温度が低いのと、ろ過能力が弱いのと、溶存酸素もハァハァだった のじゃろう。

やってはいかんぞょ。

「やりません。こんなこと。で?ココに なんか秘伝はあるの?」

うむ。この段階で、残念ながらの奇形排除大会もした。

「あ、禁断の奇形のハナシですか!」

うむ・・・いつかは話さねばならんが・・・それはまだまだ 遠い先の話じゃな・・・・

「まぁいいや。とにかく、こんな極端なことすれば 針病になるってことですね。

どうしたんですか、このあと、この稚魚群は。」

そのまま水ごと、大学水槽に じゃーっと入れたょ。 じゃーっと。

「えー、カラムナリス入りで?その水ごとぉ?」

そうじゃ、からむ な りぃーすっ! というか掛け声と共にじゃ。

 ダイジョブじゃダイジョブじゃ。 さーっと混じって 解りはせん。 (またや意味不明)


つ ぎ は  っと・・・・
 

おうこれじゃ。さっき撮った写真じゃ。

もう見慣れたとは思うがの。


「ぅぅぅ・・・・・見慣れるといぅか、ごちゃぐちゃ めちょくちょ です。視点が定まりません。」

うむ。もはや末期症状で、あんまりワシも近づかん。

世話人が今、野球の大会とかで不在じゃ。ヒットは打ったかのぅ? 水にちょと色がついておるのぅ。

脱窒サボったので、硝酸が50mg/Lを超えたらしい。 ナニ、スグに戻るがのぅ。ぱっぱっとすればの。(極超秘伝話じゃ)

「で?この水槽では針病になるんですか?

つーか、稚魚いるの?この中に・・・・」

うむ。稚魚は 秒単位で 湧いているはずじゃが・・・先日、 工作をしてのぅ。

稚魚取得バケットを作ってみたのじゃ。
 

「へー・・・・。」

ほれ。

「ぅぁ〜・・・ほんとだー。いっぱい稚魚入ってますねー。」

うむ。一日100匹は取れる。大なり小なり穴通過なりの ヤツらが迷い込むのじゃ。

観察すると これらは 針病には なっておらん。

まぁ、このDYT180水槽では、ハリな稚魚が よくいたもんじゃ。 20%は針病になっていたと推測される。

「ふーん。でも、残ったのが育って増えて行く ってことなんですね。」

そうじゃ。仮に、日10匹しか残らなくても、この水槽では増える方向に向かう。
 

 まぁこんな状態になるとナァ、

エサをやらなかったり やりすぎたり、世話したり しなかったり、

水が減ってたり 羽虫が舞ったり クモのスが張ったり

死骸が固まって浮いてたり サカマキがタカッてコロニー作ってたり 台の下でだんご虫が歩いてたり

エサを容器ごと水中に落としたり 中でヒーターがぶち折れてたり・・・・

と、さまざまな運命に見舞われとる・・・・強運なやつらじゃ。(ほんとだ。)
 

「ふーん・・・でも、いいなぁ その 稚魚取得バケットって。 ボクのにも付けて、おやぶん。」

お前さんのォ 水槽にはァ  イ ラ ン! では ないか。

稚魚取得してどうするのじゃ。

「ケチ」



さ、次じゃ。

次はなかなか ショッキング じゃ。

もしくは

ほほえましぃ光景じゃな

「は?これは・・・・海水魚の オコゼ。オニオコゼですね。」

うむ。

いまこいつらは ちと調子が悪くてのぅ・・・・から揚げレベルまで成長したんじゃが、

オコゼが食欲が無い。エサを食わん。
 

そこで・・・

「あ グッピーがいますね・・・・しかもドイツイエロー・・・・まさか!」

「エサ?」

そうじゃ。年取ったのやら、変な形のやらを厳選して、

オコゼに食して その生を全うしていただこうと、入れたんじゃが・・・・

「かっ可哀想ですょ!虐待です!親分なんてことを」

ナニを言う。

みだりに飼って増やして飽きて、やれきれいだの形悪いだのこれはイヤだの・・・・
人は全部勝手に生命をいじる。 可哀想の挙句に 池や川に入れる者がいたとしたら、
そいつはどうなんじゃ?それこそびっくり仰天の大犯罪じゃ。
それに比べれば、ワシャ、生物の食物連鎖の中でその生を閉じさせようとしておる・・・

「わかりましたわかりました」

まぁ、しかし、抵抗があるのはワシにも解らんでもないでもない・・・。

「それで?針病と関係あるの?」

ウム。この水槽は、針病にならん。

「は?

この水槽って、海水でしょう?しかも、オコゼでしょ。

ナニそれ??」

ホレ。

「ぅあ〜 チギョだ。

稚魚がいるぅ。しかも・・・なんか大きくなってる・・・」

そうじゃ。食われず残ったメスが、いつの間にか産んでいたらしぃ。

針病にかからず、育ったようじゃ。もちろんエサなどやっとらんのじゃが・・・。

何しろこの海水は4年も換えていない実にまったりとした塩水じゃ。

トラフグ シロギス メゴチに アユカケなんぞを飼っておる。

そして汚泥の除去を一回もしたことが無いという、でろんでろんの浄化槽を抱えておる。

「そ、そういえば、第2回の最後のほうに、ちーさな字で、なんか書いてありましたね。」

ぁぁ、あれじゃな。アレじゃ。きっと何か食えるやつが漂よっとるんじゃ。

冬はカイアシだらけになる水じゃ。コペポータとかいうやつじゃ。あれが湧く。

昔はそれを見て、タツノオトシゴに挑戦したこともあったのぅ。(全然ダメ。へたくそでした私)

ちなみに塩分濃度は2.5%で、水温は23度、硝酸塩は50mg/Lぐらいじゃ。

「それ聞くと、温度に関する秘伝話も吹っ飛んでます。低すぎです。」

そうなんじゃ。

自分で書いたことが、次々と、自分でやったことに 覆されてしまゥ。

・・・困ったのぅ。じゃから、わしは、病気の話はしたくなかったんじゃ。



【まぁ一言じゃ】

それでも、残る ハリ秘伝

微生物の バランス取れた水槽は、針病ならぬ強い水



【もー ひとことじゃ】

微生物の豊富な水域では、エサをたくさんやれる。

汚くならんからのぅ。

そして、腹いっぱい食える稚魚は、強く育って病気になりにくい。

と、確信しておる。


明日に、続く、はずぢゃ

明日は少年環境冒険隊という軍団が研究所に攻めてくるというハナシじゃ・・・。

困ったのぅ・・・・このままだと、ふつーの話し方はできるかどうか、心配じゃ。

爺さんなりきり 言葉が脳裏を 駆け巡る

滑ツ境技術研究所
前橋工科大学梅津研究室

 
Editor (oo)Tsuyoshi UMETSU Ph.D.
Associate Professor 
Maebashi IInstitute of Technoloy