活性炭の硝酸塩の吸いっぷり(08.09.02)


「活性炭の話題?ずいぶんとオーソドックスだね。」

最近、梅津研究室では、ひそかに活性炭を多用するようになっています。

ちょっと前までは、

「あんなもん、吸う吸うって言っても、どうせ詰まったらおわりじゃん。」

そう。そんな気持ちが目一杯、私にも広がっていたものです。


私が活性炭を絶対的に使うところ、

それは【におい消し】です。

「はー・・・何の匂いですか?アンモニア?硫化水素?汚泥?」

いえ。オゾンです。

オゾン臭は大気中の濃度が極薄い場合には、なんかさわやかに、いい感じ・・・

なのですが、実は毒。

本当はちょとでもオゾンの匂いが感じられるようでは、
どんなに濃度が薄くても、体に害をもたらすそうです。

研究所内の海水魚陸上養殖装置には、
で汚れを排除する「泡沫浮上分離」なるものが、そこかしこに取り付けられています。

そのエアーには結構強いオゾンが添加されているのです。

これがもし全部オープン放出で、室内に充填したら・・・・

石原の友達の松田など、ひとたまりもないでしょう。 ぁ私も。



「で?ナニ?吸いっぷりって。活性炭に何を吸わせたの?」

硝酸塩です。

詳しくは、根本のサイトをご覧下さい。

「2行しか、書いてありませんけど・・・・」

そうなんです。(**)  2008年9月2日現在

そこで、しょうがないので
私がその研究のプロローグを書くことにしました。


ことの始まりは、

10年にわたってオゾン脱臭で使っていた円柱状活性炭が

バケツ2杯分、10kgも溜まってしまっていたことでした。

「もの持ちいいですね。捨てれば良いのに。」

あるとき、多量の汚泥を排除するため、多量のバケツを探したのです。

そしたら

その活性炭入りのバケツが 2個も、発見されました。

あぁなんて無駄なバケツの使い方をしてしまったのか!


嘆きました。

「本題には、いつはいるのですか?」



よっしゃ、新しい60cm水槽に、この活性炭を使おう!

そしてバケツを2個、解放するのじゃ!

という訳で、こんな水槽が完成しました。

「はー・・・黒い・・・。黒いね・・・。でもドイツイエローが白黄色で 結構映えていますね。」

そうなのです。

黒なベースに気泡が輝き、

悠然と泳ぐドイツイエロータキシード魚群の”さま”は、

意外とすてき。

しかも、黒ベースなので、炭素繊維も目立たない。

もちろん、この水槽には、でろでろの活性汚泥を 5リットル以上投与し、
微生物からの生態系を構築していることは、
言うまでもありません。

昨年の5月のことでした。

「そのころのEELNEWSは・・・あ、コレしかないゃ。サボってたねー」

ぇぇ。 しかし、この水槽は、

昨年8月に行なわれた
前橋工科大学こども科学実験教室のために作ったものだったのです。

それは全テーマの中でダントツ最多の来客を得た

「グッピーをさわろう!」

に使用したものでした。



「へー。

どんな演示だったの?」

60cm水槽内に2,000匹以上のグッピー成魚を入れて、元気に泳がす。

「それを、みせる。一杯いるなーと子供 感激。」

いや、それだけではダメ。なんか体験しなきゃ。

という訳で、
グッピー魚群水槽の上部から、水中に手を入れてもらう、ことをしたのです。

水槽に手を入れる?どうなるの?」

つんつん。
つん。

つんつんつんつん つん つ。

んつん んつん。

つんつんつん
・・・
つん
・・
つん

「わかったって。つんつんは。」

そうです。グッピーが手をつっつくわけです。

これが、結構楽しい。

「どれどれ・・・

ぉ。 つんつんつん・・・・・つんつん の つんつん・・・

おー。なんか、いーねぇ。変に妙な感触だ。

だけど楽しい。」

ね。これは大人気で、一人30秒で交代できるので、
来客された子供も大人もみーんな楽しめました。

「お、つんつん・・・お。つん つつつん・・・・・

・・・・・」

「なんか、別の話をしていたような、気がするのですが・・・」



そうでした。活性炭です。

この活性炭を下層濾材として作った水槽は、5月から8月まで、
大量のグッピーを飼育し、鍛えに鍛えました。

「なにを鍛えたの?」

水質浄化能力、具体的には微生物を です。

「微生物って、鍛えられるの?腕立てとかヒンズースクワットとかうさぎ跳びとかダッシュ・・・」

活性炭の間に挟まっている微生物、バクテリアを元気健康にし、

魚の糞や餌カスから染み出る多量のアンモニアや有機物を、

ガンガン処理できるように

鍛えました。

2,000匹の魚群の汚れと、

その中に入れられる手 500回の汚れにも

びくともしない水槽となるように
鍛えたのです。

「もしかして。」



【そこで一言】
続きは、明日


「やっぱし。」


おっと、時間だ。今日はコレまで。

株式会社環境技術研究所
前橋工科大学梅津研究室
Editor (oo)Tsuyoshi UMETSU Ph.D.
Associate Professor 
Maebashi IInstitute of Technoloy