【ドイツイエロータキシード】オスだけ水槽(08.08.28)


血統種グッピーで人気のドイツイエロータキシード。

オスは尾ひれが ひらひら金白色に揺れ、背びれが ひらひら、だらーんと垂れる。
なかなかの気品を感じさせます。

「で?メスは?」
メスは・・・こう、腹がでっぷりとした、でかいメダカ、って感じで、
よ〜く見ると、おや?これはドイツイエローのメスかな もしかして、
ぐらいしか、わかりません。

「ぁ、でもなんか、尾ひれがキンピカだね。それに体の後ろもちょと黒い・・・」

光の加減では、それもあまり目立ちません。

もし、このメスが他の雑種グッピーに混じってしまったら、
類似種では見分けが付かなくなる可能性すらあります。



「で?今日のタイトルでは、雄だけの水槽ができたとかで。」

そうです。できました。厳選したオスを惜しげもなく集めて作った、
ぁぃや、どちらかというと、この水槽からメスを全部排除した・・・

誘惑魅惑の 【ドイツイエローータキシードオスだけ水槽】 です!

なんて、ゴージャス。

「うーん・・・まぁごーじゃすといえばゴージャスなんだけど・・・ちょっと数が足りないなぁ。」

そ、それは、毎日こんなのを見ているからですよ。ふつーには、これでも多いはず。

「うーん・・・あとさぁ、気になるのは、真ん中の緑のキノコだな。いや、緑のカツラというべきか、のぅ。」

カツラとはなんだカツラとは!

・・・これですね。

「おーコレコレ。これは一体なんですか?」

いゃーこれは、大作なんです。実はこれは、リシア。そして炭素繊維なのです。

どーです。まるで天空の城ラピタのようではありませんか!さぁ歌いましょう。ちきゅうーはまーわーる〜

「ありませんなっ」



炭素繊維は、水中濾材として、また人工藻場として
物理濾過、生物化学濾過、産卵場、稚魚の隠れ家に、稚魚の餌場、などの
絶大なる効果があるのですが、
いかんせん・・・

「黒い。」

そう。

「で、汚泥がついて、茶色くなる。」

そう。

「毛が抜ける」

ぅ。そう。

「死骸も、からむ。」

そう。なんです。

「なるほどねー。その炭素繊維のみっともない林を、リシアで覆った わけか。」

へっへー。苦労しましたょ。コレを作るには。

「で?どぅやって作ったの?」

地味です。

水面に浮いたリシアを手に取り、ちょっと固めて、炭素繊維に押し付ける。

「ふむ。」

で、30秒数える。

「ほー。」

で、手を、離す。そーっとそーっと離すと・・・・

「はがれる」

いや、くっついているのです。なんとか。で、次の日見ると・・・・

「はがれとる。」

ぁぃや、ちゃーんとくっついているのです。半分ぐらいは・・・・

「地味ですなぁ。そんなのやってたんだ。仕事もせず。」

ぃやぃや、水槽の前を通るたびに、少しづつ少しづつ、ですね

ホラ、こんな風に、なじんでいるんですよ。

手前の白っぽいのが、微生物に包まれた炭素繊維です。
そして、その背面にはしっかり付いた、リシアの美しい黄緑色。

「そうして 緑のカツラが出来たわけですな。」



【そこで一言】

水草リシア

ほんとは 浮き草 しずまない

浮くのなら 沈めてみせよう 根性で



「で?メスだけ水槽ってのは、ないの?」

おっと、終わろうと思ったのに。

ありますよ。もちろん、あります。

そりゃーオスだけがあって、”メスだけ水槽がない”なんて、不公平です。

国際グッピー保護女性連盟から告訴されちゃいますょ。

「どこにあんだ、そんあの。」

えーっと、今やふーで調べますね・・・。
・・・
ない、ですね。そんな、団体は。


「見せなさい。その メスだけ水槽 を。」

はぁ・・・。

こ、っこっ、

後悔しないでくださいね。

「エ?」


これです。

「ひー。茶色い。なんだ、この底にたまってるのは。泥じゃねーか。
濁ってるじゃねーか。ライトも無いし。狭い60cm水槽だしィ。」

ナニ言ってんですか。

実はこの水槽は、当研究所でもっとも安定で安全で、
絶対に病気にもならず、いっつも腹いっぱい食えるという究極の水槽なんですよ。

アンモニアも亜硝酸も硝酸塩も、いーっつもゼロ。ゼロなんですょ〜。
最高の水質です。

「そーは、見えん。泥集めた水槽にメスを捨ててる感じだ。」

いえいえ。そーではありませぬ。メスグッピーはオスよりも大事。
オスなど いっくら たくさんいても 増えませぬ。

グッピーを大量に維持して行くコツは、優良なるメスを健康に、そしてデブに、
がっちり飼育して行くことなんです。

オスだけ水槽なんて、ほんとはなくても良いのです。

重要なのは

未交尾の

麗しい若いお嬢様グッピーを

ころころに太らせる丸まらせる腹をでっぷりと・・・・

「わかりましたわかりましたわかりました・・・でも、
なんか、大丈夫?こんな汚泥だらけで。

臭くないの?この水槽。」

は は は。

大丈夫大丈夫、だいじょうぶですよ。

ほら、上にフタしてるでしょ。
 

「くさいんだ・・・やっぱり。」


おっと、時間だ。今日はコレまで。

株式会社環境技術研究所
前橋工科大学梅津研究室
Editor (oo)Tsuyoshi UMETSU Ph.D.
Associate Professor 
Maebashi IInstitute of Technoloy

「どうやったら、こんなに、たくさんのグッピーを飼うことができるの?」

お、良い質問です。