外でのホタル、敵は2こ(08.08.23)


「お、ちゃんと今日も書くのか。」

まーね。3か坊主どころか、2日でまるぼうず、になっちゃうからねぇ。



さて、今日は前橋工科大学のオープンキャンパス、大学公開日でした。

「へー。大学公開?おーぷん、きゃんぱす?じゃ、授業とか受けられるの?
学食でトランプとかしていいの?
ちょっとサボろーとか、ふけたまねーとか・・・・」

ちがいます。
来年度の受験予定者の方々が、前橋工科大学ってどんなところ?
内容は?なんか、特徴は?
なんて疑問を解決するための説明会のことです。

「へー。」



私の属するのは社会環境工学科。
実は内容はまるっきり、土木工学ですが、どうもその名前だとスグにつ○れるらしくて、

去年まで建設工学科だったのですが、
それでもつぶ○る恐れがあるので、昨年から、

社 会 環 境 工 学 科 、
というより一層ながい長い名前に改名したのです。

「そりゃぁ、ご苦労なことですねェ」

まったくで。手書きだと腱鞘炎になりそうに長い名前です。
(土木は7画、社会環境は40画以上。)

そのオープンキャンパスですが、小雨の肌寒い日であったにもかかわらず、
なんと昨年の2倍近い人々が来られました。

人気のなーぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぃ、社会環境工学科にも、
びっくり仰天の、50名以上の方が来られたのです。

これは、もう、奇跡と呼ぶしかね。

「そこまで言わなくても・・・。自分の学科でしょ。」

はっ、しまった。



「で?外でのホタルの敵は2こ、の2こってナンだょ。」

ぇぇ。ちょうど、今日、相談をうけたので、じゃそれでも書くか、と思ったわけです。

「受験の相談じゃないの?」
ぃやぁ、なんか、研究室の紹介で蛍の説明ボード出していたら、そっちの話になって・・・・

というわけで、

2この敵は、

悪天候、大雨降って、流れませんか?

ご近所ちかくに街灯やら民家の明かりがありませんか?

です。おっと時間だ・・・・

「ダメ!そんなんじゃ、説明になっとらんぞ」



なんでも、人工的に蛍を育てる水路を作ったらしく3年目なのだそうです。
でも、毎年幼虫を投与しているけれど一向に増えていかない。
なんでだろう?というわけでした。

そこで私は、質問してみました。

あのー。大雨どしゃぶりで、絶対に外に出たくないよ〜というぐらいの悪天候時に、
その蛍水路にいったこと、ありますか?

あ、ないですか。じゃ、そういうときにがんばって、行って様子を見て下さい。
もしかすると、すごく速い流れになっていたり、溢れていたり、するかもしれません。

天気の良い穏やかな日がづーっと続いても、たった一日悪天候で溢れたらオワリです。

特に今の夏の時期、幼虫はまだ大きくても1cmぐらいです。
全部流れるとは申しませんが、かなりやられる可能性、オオアリ。

と、申し上げました。さらに、

今の外は自然じゃありません。人工的にしぜんぽく作った水路でも、
その周囲や上流下流は、人の手がんがんの人工水路、だったりします。

だから、大昔の自然の小川のように溢れても大丈夫な状況ではありません。

ゆっくり水が集まってくるのではなく、どーんと押し寄せて、
ゆっくり水は引かずに、さーっと無くなります。
と、申し上げました。

次。

街灯ありますか?

あ、ありますかー。民家の明かりも見えますか?。エ、見える?
ハー・・・けっこう、見えますか。

・・・・そうですか。

というわけで、どうやら夜でも明るい環境のようです。

蛍の幼虫は夜が明るくても、なんとか成虫にはなれます。欠損は出ますが、
成虫にはなれます。

ですから、街灯で明るくても大丈夫だと誤解しがち。

でも、交尾はしないのです。

交尾は本当に真暗でないとしません。

したがって、卵も産み落とされないのです。

と、申し上げました。



「ふーん。根拠は?証拠は?実績はあんの?それって。」

あります。しっかり、自分で実験したデータがばっちり、あるので、
言えることなんです。


おっと、時間だ。今日はコレまで。

株式会社環境技術研究所
前橋工科大学梅津研究室
Editor (oo)Tsuyoshi UMETSU Ph.D.
Associate Professor 
Maebashi IInstitute of Technoloy